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≪6日目≫
ローマを後にし、シチリア島へ行く。シチリア島ではタオルミーナ2泊、パレルモ1泊。タオルミーナは映画「グラン・ブルー」の舞台となったところらしいく、地中海有数のリゾート地☆ ローマでは動き回ったからシチリアではのんびり過ごす予定。
ローマテルミニ駅からESでローマ空港へは約30分。ローマ空港へ向かう列車のホームは他の列車のホームから500m程離れたホーム(AirTerminiと書いてある)から出ていて、結構歩かないといけないので、注意が必要。
朝は駅でさっと済ませた。ローマで何度か見かけたお菓子?アラゴスタを食べてみた。パリパリで美味しいけどパリパリ過ぎて口が痛い(-_-;) (→GourmetAlbum参照)
ローマ空港からAirOneでシチリア島東部のカターニャ空港へ。カターニャまでは1.5時間くらい。
カターニャ空港へ着いて降りるとものすごい暑さ!!さすがシチリア島…37℃とかになるらしい。日差しが強いのでジリジリたまらなく痛い!カターニャ空港から、目的地タオルミーナまでどうやって行けばいいのやらと思っていたけど、ちょうどタオルミーナ行きのバスの案内を発見したのでタオルミーナまでバスで移動した。
バスに乗ってタオルミーナまで行くと、山の上のバスターミナルに着いていた。そこから泊まるホテルまでどうやっていいのかわからなくて途方にくれた。結局バスターミナルからタクシーに乗ることにしたんだけど、どうやらバスを途中で降りるべきだったらしい。同じ道を戻って15€もかかってしまった…。(バスは5€位だったのに orz)
宿泊ホテルは「ATAHOTEL CAPOTAORMINA」。タオルミーナの岬にあって海に囲まれたすばらしいロケーションのホテル。CAPOっていうのは岬っていう意味らしい。タオルミーナはお店も少なくバスが通っているくらいで移動も不便なのでこのホテルでのんびり過ごす。
←ホテルの部屋からの景色。一面青い海!
ホテルにはプライベートビーチとプールがあり、海沿いのレストランもある。
海の側だけど、日本の海みたいに潮でベタベタした感じがない。波の音が心地いいよくて、リゾート気分で幸せ☆
タオルミーナの景色→
真っ青で透き通った海がキレイ!
夜はホテルにある海に面したのレストランへ(→GourmetAlbum参照)。
視界いっぱいに海を眺めながらディナーなんてなんて贅沢〜。
レストランは地下1階にあって、海に抜ける洞窟を通ってレストランへ行く。この洞窟もちょっと神秘的でいい感じ。
レストランからは一面の海。食事をしながら時間が経つにつれて、海の景色も変わってきてほんとにキレイで、贅沢な気分だった☆
≪7日目≫
1日ゆっくりホテルで過ごす。 昼間はホテルのプライベートビーチへ
朝早くから人でいっぱい。みんな泳いだり身体を焼いたり…。
海はすごく澄んでいて、すごく綺麗な真っ青!!さすが映画でつかわれただけある。
こっちの女の人は、おばちゃんも若いお姉ちゃんも、平気でトップレスで日焼けしてるから、びっくり。目のやり場に困りつつ、結構見てしまった…。
お昼は昨日の夜行ったレストランへ(→GourmetAlbum参照)。ランチタイムはバイキングをやっていた。海を見ながらお腹いっぱい食べて幸せ気分。
お昼を食べてしばらくすると、ビーチの閉まる時間まではまだまだ時間があるのに、みんなビーチから引き上げてプールの方へ移動していた。
なんでだろう・・・???と思ったら、お昼過ぎてからビーチの日差しが弱くなったせいだと判明。場所&時間帯的に、夕方からはプールの方が日差しが強い。
日光を求めてみんな大移動。午前中はガラガラだったプールは夕方には人がたくさんになっていた。
こっちの人はほんとに日差しが好きだなぁ〜(笑)
1日泳いで遊んで夜ご飯は昨日とは別の、2Fにあるレストランへ(→GourmetAlbum参照)。ここで短パンだったダンナは怒られて着替えに部屋へ帰る。一応ちょっとしたドレスコードがあったらしい^^;
≪8日目≫
この日はシチリアの州都パレルモに行く移動の日。
お昼に出るから午前中の残った少しの時間、海で遊んだ。タオルミーナは移動も不便だったし、このホテルにして良かった。プライベートビーチ、プール、海を見ながらの食事…ちょっと贅沢だったけど、のんびりゆったりとできて楽しかった。
タオルミーナ駅は売店と小さな立ち飲みバーがあるだけの駅で、駅前も全く栄えていない。
駅で列車のチケットを買ってホームでぼんやり待機。駅のホームからは遥か先に見える岬の突端に私達の泊まったホテルが見えた。
パレルモまでは途中メッシーナで乗り換えて約4時間かかる。タオルミーナ〜メッシーナは急行で40分前後、メッシーナ〜パレルモはICで3時間くらい。
タオルミーナからパレルモまでのチケットを買うと10.5€。メッシーナまで、とメッシーナ〜パレルモを別々にチケットを購入すると若干割高になる。
←急行の車内
ICの車内→
私達は途中メッシーナで降りてランチ。
ランチ後、メッシーナからの電車に遅れそうになって大慌てで駅に戻ったのに、30分の電車の遅れ・・・。30分の暇つぶしに売店にいったりアイスを買ったりのんびりしてたら、15分前くらいに「遅れ15分」にいつのまにか変わっていてびっくりっ!大慌てでホームにダッシュしてなんとか間に合ったからいいけど…いきなり時間帰るのはやめてくれー。あぶないあぶない・・・。
電車に揺られて数時間、パレルモに到着。人口90万人もいて、南イタリアではナポリの次に大都会らしい。すごい!
駅前の通りには露店が並んでいたり、バイクに乗っている人もかなり多い。建物も全体的に古びて汚い感じの建物が多かった。アジアっぽいお店も多いし、なんだかイタリアじゃないみたい・・・。
←ラ・マルトラーナ(サンタ・マリア・デッラミラーリオ教会)
サン・カタルド教会→
赤いクーポラが3つのっている。
←クアットロ・カンティ
4つの角のことで、交差点の4つの角に建造されている。
ベッリーニ広場→
ラ・マルトラーナのすぐそばにある広場。たくさんの彫像がある。
←マッシモ劇場
パレルモでは滞在時間がとても短くて時間がなかったので、歩いてサクサク見ていくだけだった。街は古い建物が多くて街はあまりきれいではない。人もアジア系の顔をした人が多かったし、バイクもたくさん走っていて、なんだか東南アジアにいるような感じで、正直あんまりいい印象をもてなかった。
シチリアで是非食べようと思っていたウニパスタも都会のパレルモならたくさんあるだろう、、と思っていたのに、まともなレストラン自体がなかなか見あたらない。ウニパスタもメニューにあっても実際にその日ある店はなかなかなく。。。
夜ご飯は最後の夜だからとウニパスタがメニューにあるのを確認して入ったお店(→GourmetAlbum参照)でも「ない」と言われてしまう。仕方ないから別のもの食べたけどこれがまた美味しくなくて、しかも料理や会計に時間がかかりすぎてかなり不満!
不満ついでにやっぱり最後だし!と半分やけになり、探しに探して、なんとかウニパスタを食べれるレストランを発見(時刻は23:00)。2回目の夜ご飯で、念願のウニパスタを食べた。美味しかったし、夜中閉店間際にパスタだけ食べにきたあほなジャポンに嫌な顔ひとつせずとっても親切な対応で感動した(;_;)
≪9日目≫
早朝、朝イチの列車でパレルモ空港へ。パレルモにはほとんど居なかったけど、あんまり雰囲気的に好きじゃなかったし、結果的にはヨシ。
この日はパレルモ空港から、AirOneで旅行の最後の目的地、ヴェネツィアへ(ヴェネツィアでは2泊)。かなりの早起きに飛行機の中ではすぐに熟睡…。
ヴェネツィア、マルコ・ポーロ空港にに着いたらまず中心地へバス(ATVO)で向かう。ローマ広場まで往復でも確か5€くらい。バスは空港出たところにあるバスターミナルから出る。
バスの外気温度計を見てみると、32℃。シチリアに負けないくらいヴェネツィアも暑い…。
バスはローマ広場のバスターミナルに着く。このバスターミナルからは空港をはじめ色々な場所へバスが出ている。ここから先はヴェネツィアは水上バスや船が交通手段になるので、遠くからくるバスはここまで。
まずはホテルへ。ヴェネツィアのホテルはプチホテル(全6部屋)を予約したんだけど、ヴェネツィアの街はなんとも入り組んでいて、地図を見ただけではよくわからなくて迷子に…。なかなか行き着かずになんとかたどり着いたときには暑さで早くも疲労気味。
ホテルはサン・ロッコ教会の近くの便利な場所にある小さなかわいらしいホテルCa' San Rocco。全室6部屋で多分家族で経営してるのかな?顔のそっくりな姉妹とお母さんと思われる人がいた。ヨーロッパのホテルは大抵照明が暗くて化粧の時ちょっと困ったりするけど、このホテルは照明も明るくて、かわいくていい。
ホテルに荷物を置いたらさっそく街へ繰り出す。
ヴェネツィアは、普通なら「路地裏」としかいわなそうな細い道がメイン通りだったりして、街全体に細い道が入り組んでいて、しかも建物が高いから、ほんとにわかりにくい。地図を持っていても迷子になってしまいそう。
ヴェネツィアに住む人達はもちろん歩きなれていて分かるんだろうけど、小さい子供が迷子になったりして「おかあさん迷子になっちゃったよ」なんて電話で言ってきても、似た所が多いし、目印もあまり見当たらない路地裏みたいなところばっかだからどこだかわからなさそう・・・なんて妄想しながら歩いていた。
細い道は人がすれ違うのもやっとな程の細い道もある。でも道が細くて建物が高い分、日陰ができていて建物の間は涼しくて歩きやすかった。
←サン・ロッコ教会
サン・ロッコ大信徒会→
ヴェネツィアは大小の運河が入り組んで流れていて、船がいっぱい。移動のタクシーやバスのかわりに水上バスや水上タクシーが走っている。
ヴェネツィアの運河の水は決してキレイとは言えないけど…なんかこの緑色の運河がまた雰囲気があって絵になってキレイでいい♪
ヴェネツィアの魚市場へ。閉店間際で魚はほとんどなかったけどその横に開いている野菜や果物を売る市場ではお客さんがいっぱいで賑わっていた。
魚市場の片付けられた後には鳥がいーーっぱい。ギャーギャー鳴いていて捨ててある魚の骨にむさぼりついていた。大量にいすぎだし、がっつきすぎだし、ここまでくるとちょっと気持ち悪い。生をあさって荒らすカラスみたい。
お昼には魚市場のすぐ横にあるレストランへ(→GourmetAlbum参照)。市場にいる鳥の鳴き声がうるさかったけど、レストランは雰囲気も結構よくて美味しいし結構良かった。
お昼後引き続き街を散策。建物の隙間に流れる運河と船のある景色はいかにもヴェネツィアって感じの景色。静かでのんびりしていていい景色。
ヴェネツィアはレース製品とヴェネツィアングラス、マスケラ(仮面)が有名。街を歩いていると、ハデな仮面を店内一面に張っているお店、綺麗なガラス製品を置いたお店がいっぱい。ぷらぷらと歩いているだけで楽しい。
夜はピッツェリアへ(→GourmetAlbum参照)。テラスで食べたらいっぱい蚊に刺されて痒かった〜・・・(>_<)
≪10日目≫
この日は丸1日ヴェネツィア。バス1日券(水上バス)12€を買う。水上バスの券はローマ広場や各水上バス発着場で売っていて、1回券5€で、1日券が12€。
水上バスは乗っているだけで船旅気分。風が涼しいし、景色はキレイだし最高〜。
←サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会
ぽかんと浮かぶ島サン・ジョルジョ・マッジョーレ島にある教会。
入って右手には『最後の晩餐』がある。
←サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会
サン・マルコ広場の対岸にある、名前のながーい教会。真っ白で大きなクーポラはほんとキレイ!
←リアルト橋
大運河の中央にあってサン・ポーロ地区とサン・マルコ地区をつないでいる大きな橋。
橋の周辺では商取引が盛んに行われてきたらしく、今でも橋の上や周辺はお土産物屋さんがずらりと並んでいて賑やか。
リアルト橋から見た光景→
大運河の両岸にもお店やレストランが並んでいる。
この日のお昼、ちょっと北の方のカンナジョレ地区、カ・ドーロ近くにあるレストランへ行ってきた(→GourmetAlbum参照)。下調べによるとイカスミパスタがおいしいって書いてあったし。ちょっとクタクタになりつつもたどり着いたレストランはちょっと地味!だけど食べて納得。ちょー美味しくて感動した。イカスミパスタ以外の料理もとっても美味しい!
ここで大学の教授をしていて日本へは何度も行ったことがあるというアメリカからきたおじさん夫婦に話しかけられ、ちょこっとお話した。
午後は、ヴェネツィアングラス製品を買いに、ヴェネツィアの北の方にある小さな島、ムラーノ島へ行く。ムラーノはヴェネツィアングラスの生産地。
ムラーノへは、FONDAMENTE NOVEという水上バス発着場からバス41番か42番で直通で行くことが出来る。
でもこのFONDAMENTE NOVEという発着場、これがちょっと離れていて遠い。。てくてくてくてく・・・ひたすら建物の間の細い道を歩いていく
水上バスに揺られること約10分、小さなガラス製品の島、ムラーノ島に着いた。島に降りるとすぐ目の前のところからズラリとヴェネツィアングラスのお店が並ぶ。ヴェネツィアンガラスのお皿、アクセサリー、花瓶、置物、、、などなどいっぱい。カラフルでとってもキレイだしかわいい!
お店の中で実際に職人さんが作っていたりして、ちょっと値段ははるのはイタイとこけど、こだわってつくってるんだなーという感じ。ムラーノではヴェネツィアングラスをムラーノグラスともいうらしく、それぞれのガラス製品の裏には「ムラーノ」と書いたシールが貼ってあった。
私もお土産にいくつか、お皿やアクセサリーを買ってもらった☆
夜、本島へ戻り、夜ご飯。夜は人気っぽいピッツェリアに入ったんだけど、ハズレだった…(→GourmetAlbum参照)。コストパフォーマンス的にはまあいいんだけど、味自体は・・・うーむ、微妙。まずいわけじゃないんだけどね。
≪11日目≫
いよいよこの度も最終日!
プラプラ歩きながら、昨日行けずに終わったサン・マルコ広場へ向かう。
歩いているとヴェネツィアらしい運河の景色、仮面やヴェネツィアングラスの並ぶお店のウィンドウについつい足をとめてしまってなかなか目的地に着かない(^^;
お土産もの屋さんをのぞいたり、ジェラート食べたり、冷たいフルーツを食べたり・・・と寄り道しつつ、ようやく目的のサン・マルコ広場に到着!
実際に行ってみると思ったより広くてキレイでちょっと感激。広場には観光客がいっぱいいて賑やか。
サン・マルコ広場 →
向かって右が旧行政館、左が新行政館、奥がコッレール博物館。
← ドュカーレ宮
サン・マルコ寺院の横にあるドュカーレ宮。壁がうすいピンクがかった色をしていて装飾がかわいらしい。
サン・マルコ広場の大鐘楼 →
かつては監視塔と燈台の役目をになっていたらしい。高さ96m。
かなり離れないと写真におさまらない。
← サン・マルコ寺院
白くてとても美しいサン・マルコ寺院。
内部もモザイクが施されて美しいらしいけど時間がなくて入れなかった。
でも外観もとってもきれい。近くでは大きすぎてドームが見えないほど。全体を見るには広場の端まで行って眺めないと見えない。
サン・マルコ広場を見て満足したのでお昼へ。時間もそうなかったので迷ったり探す時間もなく、初日に行った魚市場の横のレストランへ(→GourmetAlbum参照)。
ランチを済ませた後、ホテルへ荷物をとりに戻って空港へ向かう。帰りの飛行機はRYANAIRなのでマルコ・ポーロ空港ではなくもっと小さな空港、トレビス空港。ホテルのお姉さんに聞いたらローマ広場のバスターミナルからバスが出ているとのこと。
思いのほかトレビス空港行きのバスは満席で空港へ向かう。RYANAIR使う人多いんだなー。
空港へバスが着いてびっくり。
いや、正確に言うと空港に着いたってことにしばらく気付かなかった。
それほどに小さな空港。看板すら出ていないし、車で通りかかってもこの建物が空港だとは思わないと思う…。
どうやらRYANAIR専用の空港らしい。カウンターも4つくらいしかなかった。
そんなこんなでこの度も無事終了。色々なところに行って、移動時間がちょっと多かったかなというのはあったけど(パレルモがいらんかったわー)、初めて行くところもたくさんあって、それぞれの雰囲気、景色、料理などがあってすっごい楽しかった!
Frankfurt Hahn へおかえり。
…帰ってきちゃったよ…。
*この旅で行ったレストラン情報&ジェラテリア情報をGourmetAlbumに載せています。
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